保守メンテナンス

細胞培養加工施設の空調機器や培養関連機器、保存機器等が正常に稼働しているか等、細胞培養加工施設の維持運営に必要不可欠な点検を、バリデーション等と併せて実施し、トラブル回避に繋げます。また、問題点を抽出し、運用改善の提案や勉強会の開催を通じて、皆様のスキルアップに繋げます。

空調メンテナンス(洗浄・部品交換を含む)

細胞培養加工施設の空調機器の性能低下や不具合は、製造及び施設維持にも重大な影響を及ぼし、製造工程(運用)を停止する原因にも繋がります。大きな問題が発生する前に、これらを定期的に点検し、必要に応じて不具合を改善することで、安心して細胞の製造を行う環境を整えます。

対象機器:HEPAフィルタ、パーティクルカウンタ、パーティクルポンプ、エアゾルモニタ

機器メンテナンス(消耗品交換を含む)

細胞培養加工施設の培養関連機器、保存機器の性能低下や不具合は、製造された細胞の品質にも重大な影響を及ぼし、空調メンテナンス同様に、製造作業(運用)を停止する原因にも繋がります。大きな問題が発生する前に、これらを定期的に点検し、必要に応じて不具合を改善することで、安心して細胞の製造を行う環境を整えます。

例:バイオハザード対策用キャビネット、アイソレータ(CPWS)、CO2インキュベータ、遠心機、フリーザ

その他、各種システムHDバックアップ等

環境モニタリングシステム(保管庫内の温度、湿度、風量、換気回数、気流、差圧、浮遊微粒子、微生物、HEPA等を監視・記録)、工程管理システム(取違え防止、手順遵守等を監視・記録)、セキュリティシステム(入退室等を監視・記録)等を構築し、評価システムの充実を図り、目的とする品質に適合する細胞を恒常的に製造できる環境を整えます。

また、システム異常、細胞加工施設(空調)トラブル、設置機器トラブルの一次対応も行います。さらに、細胞加工施設の経年劣化や、天災により生じるコーキングのひび割れ、剥がれに対しても、定期的に点検し、必要に応じて補修いたします(コーキング補修)。

このように、保守メンテナンスを通じて、事前に不具合箇所(問題が発生しそうな箇所)を定期的に改善することで、皆様が安心して細胞加工施設をご使用いただける環境を整えます。

主要保守カテゴリと交換部品例

主要保守カテゴリ 交換部品 推奨交換頻度
クリーンルーム HEPAフィルタ 3年
その他フィルタ 1年
蛍光灯 2年
UVランプ 1年
LED照明 8年
コーキング 5年
空調システム 外気処理フィルタ 1年
バイオハザード対策用キャビネット HEPAフィルタ 3〜5年
蛍光灯/グロー 3年
UVランプ/グロー 1〜3年
パーティクルカウンタ レーザー 3年
パーティクルポンプ 点検校正 1年
C02インキュベータ エアフィルタ 1〜3年
CPWS パッキン 1年
Oリング 適時
グローブ 適時
ペリスターポンプチューブ 1年
遠心機 スリッパーシール 適時
フリーザ バッテリ 3年
ファンモータ 6年
霜取り 適時
システム関連 各種システム保守・無停電装置等 適時・1〜2年

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